唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇尾剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介
堤幸彦：監督
日本でも公開されているので、ストーリーは省略。
物語の世界がきちっと構築されているのがよくわかるし、さらに様々なアイロニーや真実を含んでいて実はかなり毒がある。きっと漫画はもっと面白いだろう。漫画を読んでいない私には映画も面白かった。
映画に登場するさまざまなものに"集体回憶"がある。あだ名の付け方だって、秘密基地だって、鼻水だって、アポロだって、万博だって、新興宗教だって、謎の細菌兵器テロだって・・・。それらを再構築して作った物語は、日本人の誰もが（特にある一定の歳以上の人には）、シンパシーを感じる。しかし香港の人たちは、この映画に何を見たのだろう。最後まで残って次回予告に「2009年1月」と書かれていたのを見て「あ〜、香港じゃ4月だな」と言っていた人たちは・・・。
2008.9.28@旺角百老匯
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