風雲決

《風雲決》林超賢(ダンテ・ラム):監督


原作は言わずと知れた馬榮成の「風雲」。物語は聶風と歩驚雲が父親の仇、雄覇を殺害したあとの話し。
雄覇殺害の為、麒麟の血を体に取り込んだ聶風は、殺人鬼に成り果てた。自らの力を制御できなくなった聶風は、歩驚雲を断崖へ突き落とす。傷を負った歩驚雲は、盗みを働き身寄りのない子供たちと暮らす紫に助けられるが、記憶を失っていた。方や正気に戻った聶風は、歩驚雲の行くへを探して村にやってきた。村の酒家で酔いつぶれたところを酒家の女主人・夢が介抱した。雄覇なきあと、天下を我が者にしようとする傲は、麒麟の血を体内に持った聶風と歩驚雲の行くへを探していた・・・。


中国のアニメーションもここまで出来るようになったということだだろうが、驚きは無かった。物語の把握が難しくて、ストーリーを追うのに一生懸命。さらに広東語の吹き替えがまったくなってない。意外に麥浚龍(ジュノ・マック)は良かったのだが、張敬軒(ヒンズ・チャン)も林峯も声に張りがない。アニメでは少々誇張気味でもいいから、はっきりくっきりした声にしてもらいたいものだ。


《風雲》といえば、やっぱり鄭伊健(イーキン・チェン)と郭富城(アーロン・クォック)なわけで、《風雲II》を楽しみに待ってみたい。
2008.10.1@新寶戲院


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