鑽石艶盗

《鑽石艶盗》何莉莉、凌雲、崔芝淑、李昆 
井上梅次:監督 1971年 邵氏 DVD


女神の涙と言われる宝石を盗もうとする美女泥棒とハンサム泥棒がお互い泥棒だと知らず恋してしまった・・・・・。
美女泥棒・夜来香(何莉莉)は妹と女神の涙を追いかけて香港から日本へやってきた。宝石の持ち主・林夫人(崔芝淑)が歌謡コンテストを開くというので、参加しようとホテルへ向かう途中、車が壊れ通りかかった男性の車に乗せてもらった。このハンサムな男性も実はシンガポールの大泥棒で夜爵士(凌雲)。お互いお金持ちの令嬢と子息だと自己紹介した。お互い一目惚れ。しかし自分の身分を考え悶々。
気を取り直して、美女の涙を盗もうと林夫人を酔い潰す夜爵士。その隙に盗もうと夫人の部屋に忍び込んだ夜来香は、ついに夜爵士が自分と同じ宝石泥棒だと知ってしまう。


設定は全編日本。まず走っている新幹線が映る。車内の美女2人が飲み物を買って、香港から来たと話す。舞台は山間のホテル。泥棒2人の恋と宝石を巡る攻防。洒落たおとぎ話。大阪万博祇園祭と観光案内も忘れない。
何莉莉の美女泥棒が魅力的。この作品は井上梅次《宝石泥棒》のセフルリメイクのようで(元版は見ていないが、検索して調べてみるとストーリーはそっくり)、何莉莉の役は野添ひとみらしい。何莉莉にはゴージャス感があり、野添ひとみには可愛らしさがあるけれど、なるほどな人選。凌雲の役は川口浩のようだ。元版が見たくなった。


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