黄金周

李紅旗監督(左)。李紅旗:監督


知的障害のあるらしい子供を連れた父親と彼らと交錯する人々。
ストーリーはあってなきがごとし。何かこれといった主張をしているようでもなく、緩慢な動作と唐突な台詞で出来た映画。本当に変な映画なのだが、フィルム撮りで変に力強くて、訳分からないのだが妙に惹かれた。出演者はみな監督の友人だとか。いや友人のみなさん、なかなか個性的な面構えの人ばかり。それに子供、いい表情してた。
脈絡がなく訳分からないので、「黄金周の人々の生態」と、勝手に深読みしてみた。知的障害のある子どもを連れて草原を見せてやる親。知り合った人の家を尋ねる親子、そこにやってくるさらなる知り合い、隣人。家の下では、若いカップルを父親が叱る。浮浪者が通りかかる。といったぐあい。本当に変な映画だったけれど、見ていて不愉快ではなかった。不思議。
2008.3.27@香港國際電影節(The Grand Cinema)


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