「歳月築跡・舊建築歴史照片展」

「歳月築跡・舊建築歴史照片展」現在、中環の中區警署建築群總部大樓(中區警察のレンガの建物)で上記の展覧会が開催されている。
1970年代、香港政府は灣仔から西灣あたりの再開発を検討、一般機関に依頼し街の写真を撮影させた。ごく普通の住宅建築から著名な建物までを数年かかって撮影し、写真の枚数は2000枚に及んだ。今回はその中から約100点のモノクロ写真を展示している。


これらの写真は顧みられることがなかったようだ。しかし現在改めて見ると、当時の香港を知る貴重な資料である。フィルムの保存状態が非常によく写真は鮮明。さらに撮影場所もほぼ特定でき、建築物だけにかぎらず、街並み、人物も撮影している。現在も残る建築もあるが、ほとんどがいまは見ることのできない個人所有の建物で、特に植民地を象徴するビクトリア様式が色濃い洋樓などが美しい。


写真展は10月14日までが警署、10月17日から11月11日までが九龍公園内の香港文物探知館で開催される。入場は無料。詳しくはココ(pdf.file)