《江湖》も韓国でリメイク

韓国映画界はこのところ香港映画リメイクが流行。《英雄本色(男たちの挽歌)》のリメイクに続いて、04年に劉徳華アンディ・ラウ)と張學友(ジャッキー・チョン)が共演した《江湖(ベルベット・レイン)》の版権を購入しリメイクすると発表した。韓国映画《韓流怪嚇》の影帝ソン・ガンホキム・スンウが敵であり友である黒社会の兄弟を演じる。
韓国版《江湖》はタイトルを《夜霧》と改名、《觸不到的戀人(イルマーレ)》の監督イ・ヒョンスンがメガホンをとる。《江湖》では劉徳華が演じた黒社会の頭・洪仁に韓国の影帝ソン・ガンホ、張學友が演じた冷血な殺し屋「左手」を《ホテリアー》のキム・スンウが演じる。撮影を担当する韓国の映画会社は、韓国版《江湖》は香港版の人間関係だけを残し、ストーリーなどは異なると語っている。


映画は、殺し屋左手が長年の友人である洪仁殺しを依頼される。2人はともに20年前の初恋の人に出会い、3人の間で長年の間にもつれた怨念と愛と仇の物語り。香港版の余文樂ショーン・ユー)と陳冠希エジソン・チャン)の役が韓国版で活かされるかどうかは今のところ不明だ。
ソン・ガンホキム・スンウは映画では初共演。ソン・ガンホの演技には定評があり、2人は銀幕上で演技の火花を散らすことになるだろう。キム・スンウは、ドラマ《IRIS》を撮り終えたあと《夜霧》の撮影に入り、映画は来年3月正式クランクインする。by 2009.12.1「頻果日報」