電影発展基金を見直し

電影発展局は昨年、2007年10月成立以来の電影発展基金の運用状況を検討し、今期初めて製作費の上限を1200万から1500万に、出資比率を30から35%に拡大、5年後に政府から版権を買い戻せるなど、5項目の見直しを行った。王英偉電影局委員は、基金は今日までに23件の申請があり、14件が申請を通過、金額は3877万香港ドルにのぼりっている。その中には6人の新人監督を起用した作品が含まれており、基金は新人監督の育成に役立っているといえると語った。
蘇澤光電影局主席は、香港と中国大陸の合作映画は業界に新しい機会をもたらしており、一昨年はわずか10本だったものが、昨年は26本に増え、うち7本は大陸の興行成績10指に入っている。また香港電影は昨年52個の奨を受賞しており、大いに励ましになっていると語った。


また、電影製作者が大陸市場に入っていくために、電影局は来週には広州で商談会を開催する。10数人の香港の監督、プロデューサー、香港電影後期専業人員協会の代表が参加、大陸、台湾、東南アジアの映画製作会社との商談会を行う。また電影局は5月に広州で香港電影巡礼を催し、大陸未上映の10数本の香港映画を広東語版で上映し、大陸の観客により香港映画を知ってもらおうと考えている。by 2010.1.15「明報」