人間喜劇

左から陳慶嘉、秦小珍・・。杜汶澤(チャップマン・トー)、王祖藍(ウォン・ジョーラム)、薛凱琪(フィオナ・シッ)、羅凱珊(カーマ・ロー)、許紹雄(ホイ・シウホン)、C君、李力持(リー・リクチー)、郭子健(デレク・クォック)、羅永昌(ロー・ウォンチョン)、鄭保瑞(チェン・ポウソイ)、黄又南(ウォン・ヤウナム)、呉嘉龍(カール・ン) 
陳慶嘉(チャン・ヒンガー)・秦小珍:監督


大陸からやってきた殺し屋(杜汶澤)は、検問を逃れるためにパートナーの夕陽(許紹雄)と途中別れ、あるビルの屋上で待ち合わせてしていた。ところが異例の寒さゆえ、屋上で気絶した殺し屋は、目覚めた時には階下の売れない脚本家・諸葛楸頭(王祖藍)のベッドの上だった。顔を見られた殺し屋は、楸頭を亡き者にしようとするのだが、なぜが実行できず、しまいには、脚本家と元彼女の恋物語を聞かされる羽目になっていた・・・。


脚本家も殺し屋も大の映画好きで、脚本家の家で殺し屋が語る出任せの物語は、脚本家の家にあるDVDのタイトルを適当に挟み込んで作っていく。2人並んで見る映画は《集結號》だったり、殺し屋が脚本家を殺そうする場面は男3人が教会でにらみ合い鳩が飛ぶ場面に変わったり、とにかく香港映画好きにはたまらないお遊びがいっぱい。
杜汶澤の腹(またも腹出してる)や服装、大陸なまりの広東語、王祖藍のしゃべくりと純愛ぶり、薛凱琪の暴力女など、たっぷり笑った。合作映画ではないので、ある意味やりたい放題(笑)。
2010.3.31@香港國際電影節(香港文化中心)


■□10年に見た映画一覧□■


ちょっと見たところ会場には映画関係者がいっぱい。張祖同、杜麗莎、郭子健、羅永昌、陳果、林超榮、黄泰岳、谷祖琳、周柏豪・・・。