甄子丹、孫悟空に

ドニー孫悟空@蘋果日報甄子丹(ドニー・イェン)は今年勢いに乗っている。主演の《十月圍城》《錦衣衛》と《葉問2》は大陸ではともに億を超える興行成績で、彼のギャラも2000万人民元に上がっているが、映画会社では奪い合いだ。しかし今年彼が最も重要視しているのは、10月に撮影を始める投資額3億人民元の3D映画《大鬧天宮》。昨日彼の孫悟空のスタイルが公開された。


星皓電影と東方電影、北京文華東潤が合作で3億元を投資して撮影する《大鬧天宮》はすでに大陸で準備を始めている。この映画は3DにIMAXバーチャルリアリティアクションが加わった映画で、甄子丹が孫悟空を演じることがすでにきまっている。現在彼はこの役の衣装合わせとポスター撮影のため北京に滞在している。ポスターでは彼が孫悟空に扮し、手には海神針を持って、花果山の洞穴から踊りでてくる気合いいっぱいの様子が描かれている。


初めての3DプラスIMAX的中国神話映画《大鬧天宮》に海外マーケットからも多くの関心が集まっており、アメリカ、ヨーロッパ、日本、韓国などの配給会社は星皓と版権について話し合いの最中で、北京で《關雲長》を撮影中の甄子丹は昨日、《大鬧天宮》のポスターを見て、満足気に「ポスターは勢いがある。孫悟空を演じることは、自分にとってとても大きな挑戦ですが、出来るという自身はあります。陳可辛(ピーター・チャン)の映画の撮影が終わったら、この映画出演の準備に専念します。僕も3DプラスIMAXという映画は初めてです。アクションシーンが伝統的映画と何が違うのか知りませんので」と話した。
《葉問2》は香港・大陸ともに興行成績がよく、甄子丹は「香港はすでに3700万、大陸は2億以上、1集の興行収入をすでに抜いており、香港では《72家祖客》の3500万の記録も超えている。本当に各方面のあいサポートに感謝している。これからも観客の期待に負けないでよりよい映画を撮っていきたい」とうれしそうに話した。


星皓は、花果山のロケでは甄子丹が天兵や妖怪など戦うアクションシーンが多いという。また《アバター》や《リング》シリーズのVFXを担当したニュージーランドのWeta Digitalが秘密裏に大陸に行っており、この映画の天庭、海底竜宮や火焔山の3つのファンタジックなシーンのセットの建設場所を視察していると語った。by 2010.5.19「蘋果日報