諜海風雲(Shanghai)(シャンハイ)

《諜海風雲》ジョン・キューザック、鞏俐(コン・リー)、周潤發(チョウ・ユンファ)、渡辺謙菊地凛子 
ミカエル・ハフストローム:監督


1941年上海租界アメリカの特務官(ジョン・キューザック)は、友人の殺害の謎を探ろうとしていた。日本租界で殺害された友人の足取りを探るうち一人の女性の存在を知る。日本租界では田中将校(渡辺謙)の圧力を感じながらも、中国黒幇のボス、アントニー・ランティン(周潤發)とその妻・アンナ(鞏俐)が鍵を握るとにらんだのだが・・・。


中国当局の許可がおりず、中国内では撮影出来なかったため、タイにセットを組んだようだ。上海の町並みやカジノ内部などはよく出来ている方だと思う。ただ鞏俐の衣装は洋風すぎる気がしたのと、最後に周潤發にトレンチコートを着せてしまったあたりはいまひとつ。
こういう映画は苦手。あくまでも個人的な嗜好として、どちらかといえばこういう物語は小説で読みたい。小説ならかなりスリリングで面白いだろうと思うが、映画ではいまひとつ惹かれるものを感じなかった。タバコケースというキーになるグッズも少し登場するが、あまり有効ではなかったようだし、いろいろ残念なところ多し。
菊地凛子は出てはいるが台詞なし。そうそう、安志杰(アンディ・オン)も出ていたが台詞はなく、黄婉伶(レース・ウォン)も出ているはずだが、顔確認できず。
2010.9.4@嘉禾港威


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