《金陵十三釵》神父役にクリスチャン・ベール

張藝謀(左)。張藝謀(チャン・イーモウ)が準備に2年をかけている嚴歌苓の同名の小説の映画化《金陵十三釵》は、南京大虐殺を背景にしており、13人の芸妓が教会に避難する物語。6億人民元を投じて撮影する。
張藝謀は半年前、英語の話せる新人女優13人を選出していたが、神父役に頭が痛かった。ハリウッドの一流俳優と指摘されていたが、諸説あり、ブラッド・ピットトム・クルーズ、レオナルド・デカプリオなどの名前が挙がっていた。張藝謀は昨日、北京で《金陵十三釵》の発表会に出席、神父役には《ダークナイト》の主役で36歳のイギリス人俳優クリスチャン・ベールが演じると自ら語った。彼は来月10日南京で撮影を開始し、映画は来年上映される。


特別な選定眼をもっている張藝謀はクリスチャン・ベールを選んだ理由を「年齢やその他条件が合っている。演技の幅も広いし、仕事熱心だ。僕たちはネットや電話でコミュニケーションを取っており、彼にたくさんの本を読んでもらい、その時代をより理解してもらっている。ロスで会った時、彼はさらに映画に関して100の質問をしてきた」と話した。
張藝謀は今回初めてハリウッドの俳優を招いた。彼は自分の要求は高く、この映画を外国人が鑑賞してくれるといいと考えており、同時に世界の人びとが日本軍の中国侵略と南京大虐殺への注目を喚起できればいいと考えている。題材はセンシティブだ。昨日現場でロイターの記者が日本人俳優は参加するかと問うと、張藝謀は「物語の背景はこういうものだが、たくさんの日本の俳優に出演して欲しいと思っている」と答えた。(略)2010.12.23「蘋果日報

その他男優については、《山楂樹之戀》の竇驍、《蘋果》の佟大為が決まっているようだ。
英語で撮るのだろうか?