黄精甫（ウォン・ジンポー／ウォン・チェンポウ）監督と「広州の星爺」こと温超（ワン・チウ）、麥浚龍（ジュノ・マック）、林家棟（ラム・ガートン）、鄧麗欣（ステフィー・タン）、銭小豪（チン・シウホウ）らが出演する映画《小雙侠》は昨日（1月11日）、長沙灣でクランクイン式を行った。映画初出演、マッシュルームカットの温超が注目を集めた。
現在22歳の温超はその声で「史上最も周星馳（チャウ・シンチー）に似ている」と言われ、ネットで大人気になり、広州から香港へやってきた。映画の吹き替えや広告撮影などで仕事量は増え、ついに映画にも進出、主演をつとめることになった。《小雙侠》では温超と麥浚龍は兄弟。いつも、いじめられたり、殴られたりしているが、その正義感の強い性格で終いに2人は小雙侠（ヤッターマンの広東語タイトル）になるというもの。
温超は周星馳のスタイルで演じると話した。「笑わせる以外できないし、かっこよく演じるというのも出来ない。だけど突然、わざと周星馳が乗りうつることはない。ごく自然にわざとらしくなくしたいと思っている」。ついに香港で映画撮影の機会に恵まれ、加えて温超自身の大きな望みも増し「僕は彼（周星馳）と共演できると思う」と自信に満ちて答えた。
《小雙侠》は麥浚龍が自分自身で出資する作品、投資額は800万香港ドルだ。彼が主演の前作《復仇者之死》は日本のAV女優・蒼井そらが出演したが、興行成績は思わしくなく、上映21日でわずか82万香港ドルに止まっている。父の麥紹棠のサポートを受けている麥浚龍は再び《復仇者之死》の黄精甫監督にオファーしているが、心配はないのだろうか。また麥浚龍は自分への挑戦を惜しまず、今回は車のクラッシュやビルから飛び下りる、乱闘など危険なシーンも演じる。
劇中、麥俊龍とカップルを演じる鄧麗欣は、撮影の合間にしょちゅう温超に星爺の真似をねだっていると話し「彼は面白い。明るくて元気で、普段何もしてなくてもそっくりなのに、しょっちゅう彼に真似してと言っちゃうの」と話した。2011.1.12「蘋果日報」
温超、とにかく声が周星馳そっくり。ココ、ココなど参照。
この映画、夏文汐（パット・ハー）も出演するようだ。
