毒手

《毒手》
呉楚帆、張瑛、紫羅蓮、林坤山、黄曼梨 
王鏗:監督 1960年 モノクロ 粤語


昼間は教師、夜はクラブでトランペットを吹く振文(呉楚帆)と金持ちの息子・達明(張瑛)は共に薬物中毒だ。ある日、振文は、クラブから汗だくになって疲れた表情で家に帰ってきた。心配する妻(紫羅蓮)に夫はかまってくれるなという。夫の姿を不審に思う妻は、息子から夫の怪しい行動を知り、さらに箪笥の下に隠した薬物吸引用具を発見してうろたえる。そしてある日、ついに夫が薬物に出を出す場面を盗み見てしまう。しかし妻や今や救急病院の医者になっている教え子の協力で病院へ入り、薬物中毒を克服する。また、救急病院の医者のガールフレンドが達明の妹であることを知る。
方や達明はタバコに薬物をしのばせ、つねにタバコケースを手放せないでいる。令嬢との結婚が決まり、いざ結婚パーティーとなった日、達明はタバコケースを家に忘れてきたことに気づきうろたえる。同じころ、振文から兄・達明が薬物依存であることを知った達明の妹は、母と兄のフィアンセにそのことを伝え、達明の様子を伺い、ついに薬物依存が発覚するのだった・・・。
2011.5.15@香港電影資料館「人人為我、我為人人:中聯電影」


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