張家輝、次作のために地獄の特訓

監督の周顯揚は、《殺人犯》のクリエイティブ・スタッフと脚本の杜緻朗でミステリーアクション映画の新作《大追捕》を撮影、再びミステリーにいどみ、張家輝(ニック・チョン)と任達華(サイモン・ヤム)の追跡劇で観客と智恵を競い合う。
張家輝。
この映画で初めて危険な重大犯を演じる張家輝は、脚本を受け取った後、地獄の体力訓練を受けた。「この役のため、これまでにない犠牲をはらった。甘い物、澱粉質、油絶ちをしており、一滴の油も取らないようにしている。テレビで食べ物の番組を見るとよだれがでてしまうほどだ。毎日ジムでの特訓を思い浮かべると死にたくなったが、ついにはそれも克服した。それは観客の心の中にあるこれまで演じてきた役を全部削除して、これまでに見たことのない張家耀を見せようと決めたからだ」と話した。
5か月間の特訓で張家輝は鉄人になった。「毎日4時間の訓練は、最初の1、2日は苦しくてまったくついて行けず、ジムで3回気を失った。後半になり訓練のやり方も分かってきたが、今度はお腹がすく。あるとき、ジムの向かいの日本料理店に駆け込み、板さんにすべての魚のさしみを2切れづつくれと言った。そのときはちょうど日本の福島で地震が起こった時で、みんな日本の魚をさけていたんだけど、僕は気にせず食べた。こんな地獄の訓練は人世で1度きりで十分。二度とやらないよ」と話した。2011.6.9「文匯報」

痩せて細いのにさらに10ポンド落としたとか。楽しみではあるが、《殺人犯》のような反則技の脚本は勘弁してほしい。