《エクスペンダブルズ2》香港へ

エクスペンダブルズ2香港へブルース・ウィリスアーノルド・シュワルツェネッガーシルヴェスター・スタローン主演の《The Expendables 2(エクスペンダブルズ2)》は、数日のうちに香港ロケを行い、この映画のプロデューサーでもあるスタローン、李連杰ジェット・リー)、ドルフ・ラングレンら傭兵部隊は、屯門の海水化淡廠で、残忍な独裁者との戦闘シーンを撮影、4日間の撮影後、香港を離れる。
一昨年スタローンがプロデュース・主演・監督の《The Expendables》は全世界で2.74億米ドル(約21億香港ドル)の興行収入を上げ、映画は大ヒットした。映画会社はこの勢いに乗じてオリジナルメンバーによる続編《The Expendables 2》を撮影。続編ではスタローンはプロデューサーと主演のみで、サイモン・ウエストが監督をつとめる。李連杰ブルガリアまでの長時間の移動を嫌い出演を辞退していたが、スタローンが大陸での撮影を承諾したため、李連杰の心が動いたと伝えられていた。
映画会社は数か月の時間をかけ撮影許可を得ようとしたが、残念ながら大陸での撮影許可が下りず、香港でのロケに変更、李連杰シンガポールから香港に戻り出演することになった。今日、李連杰は香港に戻りテストを行い、週末に正式に撮影に参加する。アメリカ側は今回、安樂公司オーナー江志強(ビル・コン)に香港ロケの統率を依頼しており、撮影隊は今日と明日の両日にわたり続々と香港へやってきて撮影準備を行う。
また香港ロケでは主に李連杰、スタローン、ラングレンのシーンに重点が置かれており、物語は数名の傭兵部隊がミッキー・ロークの娘を救出するため、某国の残忍な独裁者の手下と戦闘を繰り広げるというもの。また屯門の海水化淡廠を撮影場所に選んだのは、ここでの撮影をブルガリアの戦い場面に繋げるためだ。本来、李連杰のシーンは当地で撮影することになっていたが、彼が長時間の移動を嫌ったため、クルーが香港にやってくることになったからだ。
屯門の海水化淡廠は現在では億寶片場(スタジオ)となっており、多くの映画、特に大型の爆破や銃撃戦など危険なシーンはここで撮影されている。10万平方フィートの広い屋内を持ち、さらに広い空き地、コンクリートの外壁などが爆破シーンに適している。成龍の《特務迷城》や《新警察故事》、《神鎗手》、《全職殺手》や《暗戰 2》などもここで撮影されている。(略)2012.1.12「蘋果日報