男上女下

陳小春(チャン・シウチョン)、盧巧音(キャンディ・ロー)、利碧兒(レイ・ペックイー)、[登β]健泓(パトリック・タン)、許紹雄(ホイ・シウホン) 邱禮濤(ハーマン・ヤウ):監督


中環の涼茶舗。ご町内からも頼りにされている阿珠(盧巧音)が切り盛りしている。彼女の唯一の楽しみは、夜バイクで走ること。ある日、彼女のもっているアパートに売れないアクション俳優・甄志丹(陳小春)が越してくる。さらに阿丹の彼女は、売り出し中に女優・Linda(利碧兒)だった。持ち前の人の良さで、何かと阿丹の世話を焼く阿珠。阿丹がLindaに振られれば慰め、Lindaが再び1人になったと知ると、お節介にも2人を引き合わせる。でも、本当は・・・。


久々の小春主演(本当は盧巧音主演・笑)、ポスターも可愛らしい。小春ってこういう役は、任せとけって感じで、安心して見てられる。《黒白森林》みたないな役はハラハラしちゃう(爆)。しか〜し、35過ぎの男がやっていい役だろうか(笑)。映画の中での年齢は17才+16年で33才ぐらいらしいので、まあ許容範囲か。盧巧音のいい人振りがなかなかいいです。《六楼后座》の盧巧音も印象に残る役でよかった。これからは盧巧音がいいかも。とにかく全体にほのぼのして、肩肘張らずに見られる。小春ファン的には、可愛いいし、さらに出ずっぱりなので、おすすめ(汗)。
邱禮濤で有名なのは黄秋生の《人肉叉焼飽》、《陰陽路》のシリーズ。小春とは《夜叉》で1度組んでいる。どちらかというと、猟奇、ホラーが多い監督。その一方《等候董建華發落》や《給他們一個機会》なんていうのも撮っているけど、《男上女下》は邱禮濤の中では異色では。こんなほのぼの系も撮れるんだと、ちょっとびっくり。器用なのかも。
中環が舞台ということで、SOHO地区あちこちでロケ。友人が住んでたビルの真下がロケ現場だった(笑)。因みに盧巧音が営む涼茶舗、実在の店で、サトウキビ汁を飲ませるので有名な老舗。


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