《2046》エジンバラ映画祭をすっぽかす

本来今月末のエジンバラ映画祭クロージング映画に選ばれていた《2046》は、昨日映画が完成してないという理由で出品を辞退した。映画祭のディレクターはすでにこの知らせを受けており、王家衛と仕事をするのはまるで罠だと揶揄した。
英国の新聞サイト「Ananova」は昨日次のように報道した。明後日に始まる「第58回エジンバラ映画祭」は、本来今月29日の開幕映画に《2046》を選んでいたが、映画が完成に至らず、開幕前日になり辞退した。監督の王家衛は映画祭のアートディレクターから痛烈な皮肉を言われる事になった。映画祭のアートディレクターShane Danielsenは、「大変残念だ。少し前に知った。今回たいへん風変わりな天才芸術家との初めての仕事はまさに罠だった」と話した。しかし彼は紳士的に《2046》の撮影が順調にいくように祈っているとも話した。「撮影が滞り無くいくように、そして撮り終わった時には、今よりより好くなるように願っている」。
アートディレクターがその事実を証明し、映画祭の公式サイトがはっきりとクロージング映画は《2046》だと示しているにもかかわらず、映画会社・澤東は《2046》の映画祭参加を否定している。担当の彭さんは「(エジンバラに)行くとは言っていないし、エントリーもしていない。以前ある映画祭関係者が接触してきたので、映画販売のエージェントに連絡をしたことはある。しかし参加するとは答えていない。さらにどうしてこういう事が起こるのかも分からない。我々はカンヌ映画祭に参加したわけで、他の映画祭には参加出来ない」と話した。by 2004.8.16「太陽報」 元記事→ http://www.ananova.com/entertainment/story/sm_1057701.html?menu=entertainment.film

天才は天災。出来てないと? やっぱり編集のし直しでしょうかね。可哀想だが、エジンバラ映画祭なんてなんとも思ってないって事なんじゃ。なによりカンヌ、遅れてもカンヌ、未完成でもカンヌ。因みに代わりのクロージングには《スキャンダル》がかかる模様。