周星馳、座談会に出席

ハーバード大学教授を歴任したことがある現・香港大学の李歐梵は、昨日香港大学周星馳チャウ・シンチー)と座談会を開き、400人近い学生が参加した。李歐梵は、周星馳の《少林足球(少林サッカー)》をハーバード大学の教材にし、周星馳の映画が香港の庶民文化を表していると指摘したと話した。
周星馳は昨日、香港大学の招きをうけ、「漫遊現代與後現代之間李歐梵與周星馳対談」(現代と現代後を遊ぶ 李歐梵・周星馳対談)という座談会に出席した。李歐梵は現在、香港大学新聞及びマスコミ研究センターの客員教授で、さらにハーバード大学中国文学教授も歴任している。ハーバード在籍中は《少林足球》を上映し授業をしたことがあった。
・作品は反骨の意味を持つ
昨日、李歐梵と周星馳の座談会には400人の学生が出席した。講堂には300しか席がなかったため、学校側はホールに椅子とモニターを置き、多くの学生が座談会を聞くことができた。
李歐梵は壇上から、香港大学にくる前にちょうど《国産凌凌漆(0061北京より愛を込めて)》を見たと話した。星爺は李教授がどの映画を教材に選ぶのか興味津々。李教授は「星仔の映画で私が見たものは沢山ある。私は彼の映画は香港文化を代表していると考えている。そして私は香港の文化が大好きだ。彼の映画には庶民のテイストがある。撮られた映画は大変に積極的でまた反骨精神がある。彼は喜劇という方法を用いてそれを撮っている。今日私はその原作者に会えて、大変に興奮している」と話した。
李教授は続けて「私は以前にも香港映画を題材に授業をしたことがある。以前に《脂[月因]扣(ルージュ)》《刀馬旦(ペキン・オペラ・ブルース)》を上映した。しかし学生は《少林サッカー》を見て興奮していた。授業には元々83人の学生がいたが、この映画を上映した後には180人の学生が授業を受けに来た」星爺はこれを聞いて「本当に本当に嬉しいです。私は映画を撮る時には、常に二番目は考えません。一番でなければならないと思っています。だから毎回大変に入れ込んでいます。私が庶民の出身だから、自然と庶民の感覚が映画の中に現れるのだと思います」と笑って話した。
・《西遊記》はバイブルになった
李教授は昨日ある時北京大学の学生の座談会に出席したことがっあった。司会の呉俊雄は「北京大学の学生は《西遊記》が好きで、中でも特に愛を語る台詞は、北京大学の学生の恋愛の見方を表しているという。その《西遊記》の台詞は「もしこの気持ちに一定の期限がどうしても必要なら、それは・・・一万年・・・」という台詞で、それは北京大学の学生たちの愛を語る言葉のバイブルになっているという。星爺は「この台詞は僕が西安でタクシーに乗っている時に考え出したもので、その時はとても古くさいと思った。みんながロマンティックだと思ってくれるとは考えてもみなかった」と語った。by 2004.10.13「蘋果日報

他紙では《西遊記》のこの台詞は、その時周星馳と恋愛関係にあった朱茵(アテナ・チュウ)に宛てたものだと言っている。
この座談会の事は、前にニュース出ていて、聞いてみたいと思っていましたけど、港大の学生対象なので、あきらめてました。ハーバードでどんな授業をしていたのか、この教授の話を是非聞いてみたい。