後備甜心(デザート)(パティシエの恋) 

鄭伊健(イーキン・チェン)、林嘉欣(カレーナ・ラム)、曾志偉(エリック・ツァン)、胡兵(フー・ピン)、呉日言(ヤン・ン)、陳文媛(ボボ・チャン)、葉山豪、張燊悦(ニコラ・チャン)、田蕊妮(クリスタル・ティン)、錢嘉樂(チン・カーロッ) 
廬弘軒(モーリス・ロー)&李明文(アンドリュー・リー):監督


レストランを舞台に、かっこよくてモテモテ医者の彼氏(胡兵)を持つレストランのマネージャー・ジル(林嘉欣)と、実は彼女に2又かけられていたシェフのジェイソン(鄭伊健)が、お互い控え選手(後備)状態から脱しようとするが・・・というラブストーリー。


鄭伊健は《古惑仔》の頃とがらりと変わって、女に振られる、飲んだくれるという普通の男の役が馴染んでいた。
最近、林嘉欣の演技と顔がちょっと鼻につく(笑)。林嘉欣が出てくると画面全体が林嘉欣色に染まるぐらい彼女のキャラは強い。少々子供っぽい顔とぽてっとした身体つき、さらに言語不明瞭な話し方で画面が妙に甘くなる。デビュー作《男人、四十》(2002年)からこれが10作目ぐらいのはず。けしてどの映画も映画自体は甘甘ではないが、印象とは恐いもので、彼女を見ると映画も甘ったるい気がしてしまう。彼女、一時少し痩せていたが、また成長しているようで、そのぽてっとしたところが(日本人男子にはウケそうではあるが)、さらに女の子っぽさを過剰に感じさせる。ついでに話し方が、これまた広東語の発音が悪くて、少女ちっくで聞きづらくて困る。すでに26歳ぐらい。少女というにはとうが立っている。これらを気にしなければ、まあまあ面白かった。しかし少女漫画にでもありそうな話しだなとは思う。
2005.3.5@旺角百老匯


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