《琥珀》

各席には小冊子昨日(7日)は「藝術節」で《琥珀》(劉燁、袁泉、孟京輝:監督)を見た。昨年のチケット発売時から最も人気のプログラムで、昨日も満席。普通語だということで、当初は見るつもりにしていなかったのだが、2週間ぐらい前に別の用事で文化中心に行くと、チケットがまだ残っており、字幕付きと書いてあったので買ってみた。字幕は舞台の左右に電光掲示板で、中文と英文が出る仕組み。台詞は大変に綺麗な普通語、字幕を見ると舞台が見えず、字幕を見ないと意味が分からない。忙しい2時間20分。。
台詞が過激だ、斬新だと前評判が高かったので、驚かしてくれるのかと思ったが、たいしたことはなかった。日本に居るとき演劇を見たのは数えるほどしかないが、昔シモキタの劇場で見た演劇を大規模にして、舞台が広くなってセットが大きくなったという印象。途中、わざと小難しい医学用語を夾んでみたり、クセのある台詞、性についての露骨な表現など、それもこれもシモキタかな。途中、踊る、唱うなどもシモキタ(そのシモキタはまたどこかの演劇からの影響なのかは知りませんが)かな。ただ基本的に俳優達の水準が高いのは確かだ。特に踊りはよく鍛えられているらしく、中に1人素晴らしい動きの女性がいた。ただし劉燁(リュウ・イエ)の歌は・・。