「香港今昔(新版)」
高添強:編著 2005(第3版)
三聯書店 HK$98
先史から返還までの香港の歴史を、89のトピックに分け、見開き1トピックで語る。写真やイラストが大きく、文章は多くなくあまり難しくない。見ているだけでも面白い。
《パイレーツ・オブ・カリビアン》の2だか3だかで周潤發(チョウ・ユンファ)が演じるらしい海賊の張保仔について書かれたページもある。巻末には日本軍の香港への侵攻(大陸から陸路で香港へ侵攻)がいつどういう経路で行われたかという図もあり、心が痛むが、事実だからしょうがない。
仕事場の香港人に見せたところ、「教科書みたい」と言いながらも「面白い」と見入っていた。