《最愛女人購物狂》

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張栢芝セシリア・チョン)、劉青雲ラウ・チンワン)、陳小春(チャン・シウチョン)、官恩娜(エラ・クン)、羅家英(ロー・ガーイン)、徐小鳳(ポーラ・チョイ)、王天林(ウォン・ティンラム)、邵美[王其](マギー・シュウ) 韋家輝(ワイ・ガーファイ):監督


1980年、ブランドショップが並ぶデパートの婦人服売り場で、捨て子の女の子が見つかった。2006年、幼稚園児を引き連れショッピングセンターにハンバーガーを買にやってきた芳芳(張栢芝)は、ブランドものを見ると我慢ができず、子供を置き去りにしてブランドものを買い漁っていた。彼女は幼稚園を首になり、医者へ行けと言われる。
といってはじまる物語、出てくる人が全員、なんらかの病気持ち(笑)。張栢芝は購物狂、医者の劉青雲は何ごとも選べない病気。昼食でさえ何を食べたらいいのか決められない。恋愛しても、前の彼女(官恩娜)が戻って来ると、どちらか選べない。その彼女は、失恋するとすぐに飛び下りるといい、さらに安いものを見ると買わずにいられない安物購物狂。大富豪の息子(陳小春)は父にそっくりのドけちのくせに購物狂。それも他人と争って買うのが好き。こんな4人が繰り広げるドタバタコメディ。最後には誰と誰が一緒になるのか?


お気楽旧正月映画ってことで、かなりしつこくドタバタしてます。ドタバタ具合が《辣手回春》によく似ている。あっちいったりこっちいったりと激しい位置移動。杜[王其]峰にしてはドタバタすぎと思っていたが、この部分はきっと韋家輝が撮ってたんだろうな〜。
最近、張栢芝の表情ですごく気に入らない表情がある。この表情を最初に見たのはたぶん《忘不了》だと思うが、まぶしそうに目を細める顔。どこがどう気に入らないのかと言われると困るのだが、なんか違うと感じる。
実生活でもケチと言われている小春(笑)、全然違和感なし(泣)。気取った二枚目よりぜんぜんいいし、小春のコメディは安心して見てられる。劉青雲はいいかげんコメディから開放してあげたい。上手いだけに、痛々しい感じがする。全体的には、観客は笑っているが、どうなんだろう。微妙。2006.1.20@旺角百老匯


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