引用と出典

世間話ではないが、くくりがないので、ここに書いておく。
まず、わたし自身は、このblogに誰がリンクを貼ろうが、一部(あくまで一部)を引用しようが、ここの名称なり、URLなりが書かれていれば、ネットの上ならわざわざ手間をかけてメールで知らせてくれなくてもいいし、勝手に引用してもらっても、まったく問題はないと思っている。相手がblogならトラックバックを貼ってくれればなおよいが、上記のものが書かれていれば、なくてもかまわない。それがblogというものだと思っている。ただし引用先がネットではなく、別媒体の場合はこの限りではない。
まあ、トラックバックは、明らかに相手の文章に言及しているときにだけするもので、同じような内容を書いているからトラックバックするとか、トラックバックにお礼をいったりすることはおかしいとは思っているのだが、この件は今回のことには関係ないので、後に回すことにする。
さて前置きはともかく、まず下のサイトを見て欲しい。
http://subaru.shueisha.co.jp/html/movies/m0603_1.html
偶然見付けたのだが、私はびっくり仰天した。引用されたことがではない。あれ私、どこにこんなこと書いたのだろと思い、自分のblogを検索してびっくり、この引用された内容は「明報」の石琪さんの文章ではないか(id:hkcl:20060102参照)。
この拙いblogを贔屓にして、よく見てくれている人たちならすぐに分かると思うが、私がときどき、勝手に翻訳している映画評論家の石琪さんの文章だった。私は新聞の名前も日付けも筆者の名も出しているのに、どうしてこの書き手はそれを書いてくれないのだろうか? データの出所をこのblogに押し付けるか? さらに、いち香港映画ファンのblogの翻訳文章を信じていいのか? 元記事はどうしたのだろう? しろうとのサイトやblogなら仕方ないと思うが、書き手は大学の先生だと記憶している。
次回からは、引用が署名記事からなら、元記事を参照のうえ、出典には元記事を明記してもらいたい。これ当たり前のことだと思うが、違うだろうか?