陳奕迅《野・良犬》

白宮氷室陳奕迅(イーソン・チャン)は一昨日の晩、新作《野・良犬》を撮影した。陳奕迅は劇中、殺し屋を演じる。しかしいつも不運に見舞われ、殺すより逃げる方が多いという役だ。今回は曾志偉(エリック・ツァン)が彼のためにこの役を作った。また曾志偉は彼の為にまる1年待っていた。陳奕迅は娘が生まれたのに加え、CD製作などで忙しく映画を撮っている時間がなかったのだ。
今回、林子祥(ジョージ・ラム)は陳奕迅が主演と知って客演を引き受けた。2人は以前コンサートでは一緒にやったことがあるが、今回初めて映画で共演する。先だって2人の場面を撮影した。陳奕迅は林子祥を見ると我慢できずに笑ってしまうという。
陳奕迅は「最初、林子祥とのシーンは奇妙な感じがした。とにかく彼は先輩だから。この映画にはたくさんの先輩が参加している。プロデューサーは泰廸羅賓(テディ・ロビン)、張國強(チョン・クォックキョン)もいる。時間があれば彼らと音楽の話しをして嬉しい」。この機会に陳奕迅は林子祥に曲を書いてくれるように頼んだ。しかし「吸血鬼」と笑われてしまった。by 2006.6.10「大公報」(抜粋)

監督は新人・郭子健。上記以外に曾志偉の映画なので《江湖(ベルベット・レイン)》の林苑(リン・ユアン)が出演する。映画のタイトルは《野・良犬》。最初、「・」は文字が化けたのかと思ったが、ラジオでも「野」と「良犬」の間に「・」ありと話していたので、間違いないと思う。しかしやっぱり「野良犬」から? どうもコメディらしいが。
またこの日のロケ場所は土瓜湾の「白宮氷室」。ここもよくロケで使われる古い氷室。


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