薛凱琪（フィオナ・シッ）、鈴木仁、許紹雄（ホイ・シウホン）、黄浩然（レイモンド・ウォン）、森美（サミー）
馬偉豪（ジョー・マー）：監督
私の精神状態が良くなかったせいなのか、ストーリーを書くのも煩わしいほど、つまらなかった。
以前の楊千嬅（ミリアム・ヨン）が出た2作は、おふざけもいっぱいあったが、それなりに映画も楊千嬅も呉彦祖（ダニエル・ウー）も魅力的な「ラブコメ」だった。しかし今回は、まず薛凱琪が全然魅力的じゃない。いまの仕事より多く給料が貰えるという理由で、薛凱琪は警察官になろうとするのだが、どうせならずっとこのキャラで通して欲しかったし、彼女にはやっぱり勝ち気なキャラが似合う。でなければ、お嬢様が何を間違ったのか警察官になってしまうとか、どちらにしても、極端なキャラでなければこの「コメディ」は面白くない。許紹雄らが薛凱琪を異常なほど可愛がる理由が、見ていて全然納得できない。
鈴木仁は、二枚目の日本から来た国際警察官という役。初めての映画で、母国語ではない広東語で話すのだから、呉彦祖と比べるのは少し可哀想というものだ。
前作では、楊千嬅と呉彦祖の「ラブ」も映画を面白くしていたわけだが、今回はこの「ラブ」の部分も前作より大いに削減された感じ。おかげで「ラブ」も「コメ」も両方ダメダメになってしまっている。
2006.7.2@旺角百老匯
このところ、「鈴木仁」での検索がとても多い。インタビューは→id:hkcl:20060608#p2に。
《龍虎門》の新しいトレイラーが流れた。さすが葉偉信（ウイルソン・イップ）、やっぱり湿ったアクション映画が出来上がっているようで、かなりワクワクする。
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