《傷城》記者発表会

すでに公にされている《傷城》海報寰亞電影公司が8000万香港ドルを出資する劉偉強(アンドリュー・ラウ)、麥兆輝(アラン・マック)監督の映画《傷城》が7月9日香港で記者会見を開いた。主演女優についてさまざまな憶測が飛び交っていたが最終的には、舒淇(シュウ・ケイ/スー・チー)が鄭秀文(サミー・チェン)や徐若瑄(ヴィヴィアン・スー)を退けて、この映画の主演女優の1人となり、梁朝偉トニー・レオン)や金城武と相対することになった。またちょうど新作を撮り終えたばかりの「徐監督」徐静蕾(シュー・ジンレイ)がもう1人の主演女優にきまった。
・ラブストーリーであり、警察もの映画でもあり
《傷城》では、梁朝偉は冷静沈着、心のうちを表さない警察高官・劉正煕(ラウ・ツェンヘイ)、金城武は勇気と智恵の両方を備え持っていながら、いつも酒に酔っている私立探偵・丘健邦(キュウ・ギンポン)を演じる。これは警察の物語りで、誰もが《傷城》と《無間道》は系列の映画だと考えるだろう。しかし梁朝偉は、自分の役柄を《無間道》とは違うキャラクターだと説明した。《傷城》では、子供の時に一家皆殺しにされた孤児で、香港にやってきて、勉強をし警察官になり、自らの復讐計画を実行しようとしている。
監督の麥兆輝は《傷城》というタイトルの由来を説明し、「この都市の中の誰もの背景に哀しい物語がある。重要なのは、傷ついた人間はどうやって傷を癒していったのかだ。これが《傷城》の名前の由来だ」と話した。
舒淇金城武とのベッドシーンは自ら望んで
これまで《傷城》の主演女優は鄭秀文だと言われてきた。しかし今日の記者発表で、主演女優の2人はマスコミや記者にとっては驚きだった。舒淇と徐静蕾、台湾と大陸の人気美女が大役に挑むことになったからだ。監督の劉偉強は、何故徐静蕾に主演女優をオファーしたかを話し、「ずっと徐静蕾の演技はいいと思っていた。脚本をE-mailで徐静蕾に送ると、たった5分間で出演を承諾した」と語った。
徐静蕾は劇中、美貌と智恵を兼ね備えた知的な人物で、梁朝偉とは新婚の夫婦。劇中のシーンはそれほど多くないが、物語を導いてゆくのに重要な役だ。
舒淇は劇中、中性的性格で徐静蕾とは対極にあり、豪快で爽快な女性を演じる。金城武と初めての共演で彼女は大変に喜んでいる。「世界で一番幸せな人物だと思う。彼ら(梁朝偉金城武)を見ただけで、顔が紅くなって心臓がどきどき。さらに監督に金一封を包んだ。金城武と激しいシーンがあるといい」と話すと、取材陣から笑いが起こった。監督の劉偉強は補足して「金城武はすでに僕に2人の激しいシーンを入れてくれといっているんだ」と話すと、傍らの金城武は、気まずそうに監督に視線を投げかけた。(略)by 2006.6.9「ent.163.com」

他紙によると出資には日本のAvexも名を列ねているようだ。
すでに撮影は開始されており、公開はクリスマス時期といわれているようだ。