鍾欣桐、盗撮のその後

Twinsの鍾欣桐(ジリアン・チョン)がマレーシアのゲッティンで、控え室内の着替えを盗撮され、雑誌「壹本便利」に掲載された件が、現在大きな波紋をよんでいる。
鍾欣桐が記者会見を開き、涙ながらに訴え、香港芸人協会も抗議、さらにマレーシアの警察に事件調査を依頼した以外に、今日(26日)には、鍾欣桐自身がマネージャーを伴って、湾仔警察に事件を届け出た。また、マネージャーの霍汶希(マニ・フォック)は、フィルムの回収と謝罪を要求している。
最近、パパラッチ行為がどんどんエスカレートしている。望遠レンズでタレントの家の開いている窓から部屋の中を盗撮するにとどまらず、ついには閉じているはずの窓を開けて盗撮したようだ(どのようにして盗撮したかはまだはっきりしていないが、更衣室の物陰にカメラ(ビデオカメラかも)をしかけて撮影したのではと思われているようだ)。これは明らかに犯罪だと思うのだが。
さらに売れると見た雑誌社は、なんと増刷し、途端に売り切れたというから、売れればいい主義もここまでくると、えげつなさだけ。「壹本便利」はかつて張國榮レスリー・チャン)の家のゴミを漁った記事を載せたこともあったと記憶している。さらに少し前、この雑誌はCreamという少女3人組のなかの1人、14歳の少女に、少しばかり露出の多い服を着せ、日本の写真集などがよくやるように身体全体に水をかけて、セクシーに見せ撮影、表紙に使用して、婦人団体や子供を保護する団体から猛烈な抗議を受けたこともあった。もちろん本人は泣きながら記者会見、母も激怒。
さらに聞いたところ、「壹本便利」は、取材時に自分は「壹本便利」の記者だとは名乗らず、大元である「ネクストメディア」の記者と名乗り取材、エロ系ネタと判断すると「壹本便利」に、普通のネタなら「壹周刊」にと振り分けて掲載しているのではないという話しもあるようだ。

明け方の明報速報などによると、

この事件は中区重案組第ニ隊が担当。ここは金鐘地下鉄火災事件を担当した部署。ただし、マレーシアでの出来事のため、香港警察ができることは限られている。国際刑警科とマレーシア警察が協力し、情報交換することは可能。香港警察がどのあたりを調査するのかは、現時点では不明だが、印刷、管理、販売に関することになるのではと、弁護士は話している。by 2006.8.27「明報速報」抜粋

26日、マレーシアのゲッティンで行なわれる徐小鳳のコンサートに際しては、事前に犬をつれ、舞台裏や更衣室を徹底的に調べた。また、スタッフは必ず写真の付いたスタッフ証を携帯させるよう徹底。セキュリティも人員を増やし、強化している。by 2006.8.26「星洲日報」抜粋


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