盛夏光年(花蓮の夏)

《盛夏光年》
張睿家(ブライアン・チャン)、張孝全(ジョセフ・チャン)、楊淇(ケイト・ヨン) 
陳正道(レスト・チェン):監督


東京国際映画祭で上映になった作品(永遠の夏として上映)。ストーリーは省略。
金馬奨で張睿家が新人奨を受賞したこともあり、かなり期待したのだが、それほどでもなかった。まあ男性2人が、どちらも好みではないというのが、私的には入り込めない大きな理由の1つだったりするのだが(汗)。
台湾の映画を見ていつも思うのは、香港映画に比べて、圧倒的に風景が叙情的だということ。海や砂浜や緑が豊富で、陰影に富んだ画面が作り出せる。緑が湿っている。この空気感が映画(ストーリー)を作っていくんだろうと思う。香港では絶対にこういうストーリーは生まれないと思う。
どこかに色にこだわったと書かれていたのを読んだが、私には少々コントラストが強く、あまり綺麗に感じなかったのと、画面が意外に平板だった。なおこの映画、香港ではIII級。2007.2.4@百老匯電影中心


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