電影発展基金

先日公布された財政予算案で、政府は3億香港ドルを香港映画産業を援助する目的で基金を作ると発表し、この嬉しい知らせに05年に成立した香港電影発展委員会は昨日(3月2日)に会議を招集、これらの基金の使用方法を政府に提案するために討論を持った。出席したのは委員会の主席・蘇澤光と委員の林建岳(ピーター・ラム)、洪祖星、陳榮美、黄百鳴(レイモンド・ウォン)、黎筱娉(テリー・ライ)、岑建勳(ジョン・シャム)ら。他には影視及娯楽事務管理處處長・黄浪詩も参加した。
委員会主席の蘇澤光は、会合後マスコミに対して、香港映画界は、政府から3億香港ドルの援助を獲得できることになった。さらに進めて、現在の映画界のどこへこの資金を投入するのかを協議することになるだろうと話した。また、例えば《無間道》がハリウッドでリメイクされ受賞するというように、近年香港の大作映画は海外でも評価されている。しかし香港製作の香港映画は少なくなってきている。映画界が全盛の時には毎年300本が製作されていたが、05年に至ってはたった55本で、06年はさらに減って51本という極端な状況になっている。委員会はアドバイザーを招いて、香港と大陸映画のマーケットの関係を研究、ならびにイギリス・韓国・フランスなどがどのように映画産業振興に成功したかのレポートを提出してもらおうと考えていると話した。(略)by 2007.3.3「文匯報」

工商及科技局局長・王永平は昨日電影発展委員会と会見後、政府は今年中に3億香港ドルの電影発展基金を成立し、映画産業発展のためあらゆる方面で協力すると話した。たとえば、中・小型の映画製作の資金問題については、現在の構想では助成金の上限は制作費の3割と考えており、具体的には来月成立する電影発展局の討議を待つことになる。(略)by 2007.3.8「大公報」

中小の作品へ援助が行われるのは確かなようだ。