散歩

お色直しした「雷生春」先週末、霧雨で天気はあまり良くなかったが、気温は高くなかったので、久しぶりに深水埗、石硤尾から旺角までを歩く。


まずは、第一の目的、深水埗の桂林街に行く(この件は後ほど書くことにする)。ここが終わり、深水埗・福榮街の「維記」へ。ここは行列ができる店で、同じ通りに3店舗を持つ。名物は豚レバー麺だが、ちょっとひよって牛肉麺に。牛肉麺はいたってシンプル。麺(黙っているとインスタントラーメン、他の麺にも変更可能だと思う)に牛肉が乗っているだけ。ついでに灰汁も乗ってるのだが、野菜も薬味もなにも乗っていない。しかし灰汁の下から出てくる透き通ったスープが絶品。胡椒を少し振るといい具合だ。箸は出てこず、スプーンとフォークで食べる。ものすごく邪道で安っぽい感じがたまらない。曾蔭権(ドナルド・ツァン)がここで、もう1つの名物である多士(トースト)を食べたらしく、写真が貼ってあった。


ここから石硤尾方面に適当に歩き、古い屋邨がどうなっているか確認する(以前の姿→id:hkcl:20050909)。保存すると言われている棟は特に変わりなくそのまま。昨年見た時にそろそろ立ち退きと言われていた部分は、すでに住人はなく、囲いがされていた。やっぱり壊してしまうのだろう。
石硤尾から深水埗に行く途中にあった騎楼がすっぽり無くなっているのに気づく。やっぱり民間の建物はいつ消えて無くなるか分からない。古そうなものを見つけたらすぐに写真にでも撮っておかなくては。


ふたたび深水埗に戻り、坤記であんの入った餅を買い、適当に通りを歩いて、古そうなものや面白い風景は写真に撮って、今度は政府が貰い受けた雷生春(以前の姿→id:hkcl:20040919)を確認する。お化け屋敷のような外観は綺麗に塗装されて、生まれ変わっていた(上の写真)。あとは中に何を入れるか決めて、公開を待つばかりのようだ。こう見ると、やっぱり美しい建物だった。そこから閉店になっている太子の浴徳池(以前の姿→id:hkcl:20040922)の前を通り(まだ建物はあったが、立て替えるか、修復するのかは不明)、また適当にあるき旺角・朗豪坊あたりへ。広東道の屋台で野菜や肉を買い、ウチへ帰りついた。散歩にはちょうどいい距離。


明日から香港国際電影節、休日はたぶん映画館に座りっぱなし(汗)。