趙濤、田原(ティエン・ユエン)
賈樟柯(ジャ・ジャンクー):監督
列車の中で出会う趙濤と田原の10年間を描く。最初の出会いでは、趙濤は1人(カップルだろうが、相手は写らない)、田原は趙濤をスケッチする。2度目、趙濤は身重で隣に男性が付き添っている。田原は2眼レフカメラを抱えている。3度目、趙濤は子供を連れている。田原は、3人の写真をポラロイドカメラで撮影する。4度目、2人は大きなマスクをしてそれぞれ1人で列車に乗っている。2人は初めて言葉を交わす。「1人なの?」
これだけのストーリーで10年を表し秀逸。デジタル撮りだろうが、画面も綺麗。「南方都市報」創刊10周年を記念してつくられた短編(10分ぐらい)。
2007.4.7@香港国際電影節(Agnes b cinema)
■□07年に見た映画一覧□■