《投名状》李連杰に驚く

陳可辛(ピーター・チャン)は大陸で映画《投名状》のプロモーション活動を行っている。李連杰ジェット・リー)、金城武劉徳華アンディ・ラウ)3人の主役の中で、劉徳華部分が最もカットされたと伝えられたが、陳可辛は「主役やメインになる演技はカットしていない。もともと3時間だったものを2時間15分に縮めているが、それはただリズムがよくなるようにだ」。20分にわたる戦闘シーンは、涙を飲んで15分にしたという。


3人の中で誰が最も驚かせてくれたかと問うと、陳可辛は李連杰が最も驚かせてくれたと話した。「彼が他の俳優たちより演技がよいというのではなく、今回彼は重要なドラマシーンを演じた。真摯な心で、感動させる力を備えていた」。また劉徳華の演技は以前とそれほど変わりはなかった。「彼は演技がうまいし、演技の幅も広い」、また金城武との仕事はすでに暗黙の了解があるという。


ある評論は徐静蕾(シュウ・ジンレイ)の役は田舎臭く、とても3人の男を狂わすとは思えないといっている。徐静蕾は顔をすすけさせており、その汚れた顔を拭うと白い肌が表れて来るのは十分にセクシーだと陳可辛は話した。また《投名状》はベネチア映画祭からラブコールを受けたが、映画は11月になりやっとポストプロダクションが終わるため、映画祭には間に合わないと話した。by 2007.8.15「明報」