郭台銘《鄭和下西洋》を呉宇森で!?

台湾の資産家・郭台銘は近年、映画やテレビの世界に足を踏み入れている。かねてより彼は映画《鄭和下西洋》を撮ると言われている。昨日ある消息筋が、この映画は大監督・呉宇森ジョン・ウー)が撮ると伝えた。また呉宇森にもかねてより撮りたいと思っている題材があり、郭氏と話し合いをし、両方一緒に発表したいという。


郭台銘は映画好きで、先だってすでに1000万米ドルを出資、郭富城(アーロン・クォック)主演の映画《白銀帝国》を撮っており、昨年の金馬奨授賞式後のパーティーでは将来100本の映画とテレビドラマ製作に投資すると話している。最近になり郭台銘はその計画の日程を明らかにし、3年のうちに《鄭和下西洋》と《成吉思汗》の2本を完成させたいとしている。現在のところ《鄭和下西洋》はすでに準備を初めており、監督は呉宇森に決まり、すでに有名大学の航海の専門家に撮影に必要な船舶や道具などを設計するように要請しているという。


現在北京で《赤壁》を監督中の呉宇森は電話インタビューに答えて「この噂がどこから来たのか非常に興味深い。しかし《鄭和下西洋》は長年撮りたいと思っている題材の1つだ。なぜならそれは西洋と東洋の文化交流史であり、スケールが大きいだけでなく、人物も豊富で時代的に意義があるからだ」と話し、郭台銘との合作については、「僕たちは逢ったことはある。しかし今後の合作については、僕1人が何か話せるものではない。今後両方一緒に発表できるといい」と話した。by 2007.9.12「ent.sina.com」

郭台銘は、林志玲(リン・チーリン)や劉嘉玲(カリーナ・ラウ)と噂になったことのある台湾の資産家で現在独身(笑)のオヤジ。
鄭和下西洋》というのは鄭和が西暦1405年から7回にわたって航海した故事。《成吉思汗》はもちろんチンギスハーン。wikiで見ると郭台銘は、台湾の業界の「成吉思汗」と呼ばれているらしい。すでに撮影したという郭富城の映画がいつ公開になるの知らないが、これら大作主義は、1990年ごろの日本映画を連想させる。
しかし呉宇森にはその前に《赤壁》を完成させてもらわねば。