郭子健《青苔》撮影中

映画《青苔》は一昨日の晩屯門で撮影した。この映画は新人監督・郭子健(デレク・クォック)が監督している。本来、一昨日の晩は余文樂ショーン・ユー)と樊少皇(ルイス・ファン)が戦うシーンを撮影する予定だったが、余文樂が病気になり、助手に付き添われ病院に行くことになった。彼は胃腸炎にかかったのに加え熱が38度もあり、一昨日は撮影を取り消すしかなかった。


一昨日の晩、樊少皇の衣装はびっくりするようなものだった。彼が演じるのは屑拾い。彼の衣装はかなり汚くみえるが、実際の衣装は清潔で肌が荒れたりすることはないと笑った。しかし毎日撮影前にメイクに1時間を要し、撮影終了時にも化粧を落とすのに1時間かかる。彼は目の部分が一番化粧が落ちにくいといい、爪や歯の隙間も黒く塗っているため、食事の時は特に気を使うと話した。またこのところ陳木勝(ベニー・チャン)の《保持通話》の撮影でも忙しく、劇中インターポールを演じているが、この2つの役は差が大きく、性格が分裂しそうだという。先だって父親の樊梅生が警官に暴力をふるった件について少皇は、この件はすでに解決しており、皆が心配してくれたことに礼をのべ、父親は何事もなかったと話した。


譚俊彦(ショーン・タム)は劇中何人かの主役が惨めな死を遂げると話し、一昨日の晩、本来撮影はなかったが、わざわざ死体を引き取りに来たと笑った。by 2007.12.30「大公報」

郭子健は《野。良犬》の監督。これが2作目。来年は樊少皇がブレイク?