四姊妹

丁瑩、朱江、丁皓、梁素琴、沈殿霞 
莫康時:監督 1966年 モノクロ 粤語 無字幕


母を早くに亡くし父と暮らす四姉妹。長女(梁素琴)は母代わりに家事をこなし、妹たちの面倒をみて婚期を逸してしまっている。次女(丁皓)は毎晩着飾って彼氏と出かけている。彼氏はどら息子で働いていない。三女(丁瑩)は気のいい彼氏(朱江)とつき合っているが、上2人が結婚していないので、自分の番はまだだと彼氏に言っている。四女(沈殿霞)は学生で、色気より断然食い気。いつも何か食べている。


三女と四女は、妻が亡くなり男手ひとつで子供を育てている四女の学校の担任と、長女をなんとか結びつけようと画策するが、ちょっとしたミスで水の泡に・・・。次女はどら息子と遊んでばかりで、姉妹たちの心配にもまったく聞く耳を持たない。そんなある日、次女は妊娠に気づく。それを聞いた彼氏は、父は保守的な人間だから、結婚前に子供が出来たと知ったら、まとまる結婚もまとまらない。それに父親が海外から香港に戻ってこないので、報告するこもできないと責任逃れ。長女と次女はそのことで言い争い、長女は思いあまって次女を叩いてしまい、怒った次女は家を出てしまった・・・。


いろいろあって最後はめでたしめでたしの話しで軽いコメディ。沈殿霞は学生、おデブ=食べるのが大好きという分かりやすい設定。三女と四女の掛け合いがなかなか面白い。最後のまとめ方がかなり強引。どう見ても次女の彼氏は遊び人で悪いヤツなはずなのに、最後の最後に悔い改めてしまうなんて(笑)。
2008.3.9@太空館「沈殿霞記念展」


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