夏日國際電影節オープニングは《一半海水、一半火焔》

「夏日國際電影節2008」(Summer IFF)は8月8日から9月15日に開催される。大陸の劉奮鬥が監督し、任達華(サイモン・ヤム)が初めてプロデュースし出演した《一半海水、一半火焔》がオープニングフィルムに選ばれた。《一半海水、一半火焔》は中国の作家王朔の同名の小説を映画化したもので、全編香港でロケしている。まともな職についていないヤクザな男が純情な女学生を愛するという物語だ。映画祭のアートディレクター李[火卓]桃は、「劉奮鬥の初めての作品《緑帽子》には驚かされた。中国の若い世代の監督の中で最も期待される才能で、彼の新作は香港の映画ファンに早く見せたいものだ」と語った。初めてプロデューサーをつとめた任達華は、新作が映画祭のオープニングフィルムに選ばれたことについて、多くの観客に見てもらえることはこのうえなく光栄で、劉奮鬥のブラックユーモアを高く評価しているという。また《一半海水、一半火焔》の暴力や情欲、心の表現について、スクリーン初登場の莫小奇の演技は期待以上の出来だ。by 2008.7.4「文匯報」

「夏日國際電影節2008」では全部で33の作品が上映される。ボリウッドの最強ミュージカル映画、日本、韓国、香港の映画、今年のカンヌ、ベルリンの話題作、イングマール・ベルイマンの代表作5本、今年亡くなった市川崑に敬意を表し黄金時代の代表作8本など。会場はUA朗豪坊、The Grand Cinema、香港藝術中心、香港電影資料館、香港太空館。公式サイトは11日から始動→http://www.hkiff.org.hk