中国版《グエムル》に劉徳華

韓国で評判の良かった映画《韓流怪嚇(グエムル・漢江の怪物)》は来年初め中国で続集を撮影することになった。舞台は中国大陸に移り、大陸の寧浩(ニン・ハオ)が監督、主演男優は劉徳華アンディ・ラウ)がつとめる。物語は中国の観光地で怪物が発見され、天地を覆す大騒ぎとなる、最後には劉徳華が騒ぎ治めるというもの。


韓国のSF映画《韓流怪嚇》は06年韓国で上映され、入場者数の記録を作り、観客数は1301万人に達した。多くの奨を受賞し、韓国でそのすごさを見せつけた。出資会社はこの映画の続編2本の撮影を決定、韓国版はすでに撮影中。同時に《瘋狂的石頭(クレイジー・ストーン翡翠狂騒曲)》の監督・寧浩の会社と中国版《グエムル2》の撮影について話し合い中だという。中国版は、主に中国大陸・香港・台湾の観客向け、従って韓国版の主役であるソン・ガンホは起用せず、劉徳華に主役をさせたい意向だ。


近年、韓国映画のマーケットは縮小している。映画産業救済のため、韓国の映画会社は香港や中国の映画会社との合作を試み、生き残りの機会を探している。今回の《グエムル2》はその試金石と考えており、中国の観客が好むSF要素を取り込み、このプランが成功するといいと考えている。中国大陸・香港・台湾に向けた《グエムル2》中国版のストーリーは、当然大陸が舞台で、監督の寧浩は第1集で登場したハンガンの怪物を用い、SFXは香港とニュージーランドが担当する。新作では、ハンガンの怪物は大陸の観光地に現れる。ちょうどその時、劉徳華は家族と観光に来ており怪物に遭遇、家族が傷つけられる。劉徳華はさまざまな手をつくして怪物を退治する。制作費は1200万米ドル、製作は寧浩の会社が担当する。出演者は劉徳華以外に韓国と大陸の俳優が加わる。記者は昨日(10月22日)、寧浩に確認したところ、「間違いない。確かに韓国の会社と怪物の映画を撮る。主役には劉徳華にオファーするつもりだが、現在はまだ話し合い中。彼が出てくれれば、もちろんとても嬉しい。映画はまだ準備段階で、しばらくは詳しいことは話せない」と語った。また寧浩に、来月まず劉徳華と新彊で映画《無地地帯》を撮影するのではと問うと、彼は、「この映画はまだ大陸で審査中、現段階では何も言えない」と言明を避けた。(略)by 2008.10.23「頻果日報」

今日の頻果には、

グエムル・漢江の怪物》の続編が決定したかと劉徳華に問うと、「嚴浩(寧浩だと思うが、記者が間違えたのだろう)とは話しをした。僕も興味はある。まず彼らが韓国と話しをするんが先だ。しかしどちらにしても来年の話しだ」と語った。by 2008.11.4「頻果日報」

とある。香港では韓国映画の人気はいまひとつ、最近はほとんど公開されていないのでは(《密陽》は公開されたが・・)。