打擂台(燃えよ!じじぃドラゴン 龍虎激闘)(ギャランツ〜シニアドラゴン龍虎激闘)

郭子健監督とプロデューサー林家棟。泰迪羅賓(テディ・ロビン)、陳観泰(チェン・カンタイ)、梁小龍(ブルース・リャン)、黄又南(ウォン・ヤウナム)、賈曉晨(JJ)、歐陽靖(MC Jin)、羅永昌(ロー・ウィンチョン)、邵音音(スーザン・ショウ)、陳惠敏(チャン・ワイマン)、李海濤 
郭子健(デレク・クォック)・鄭思傑:監督 
元徳:動作指導 


不動産会社につとめる梁景祥(黄又南)は小さい時は友人をつねに打ち負かしていたが、現在はただの情けない会社員。ある日、ボスに珈琲をひっかけてしまい、ボスは景祥に都市開発のためある村の茶楼から立ち退きの承諾をとってこいと命じる。田舎の茶楼に向かう途中いたずら子をからかったところ反対にその親に痛めつけられそうになった。窮地を救ってくれた淳哥(梁小龍)に弟子にしてくれるようたのもうと、あとを追いかけていくとそこは古ぼけた茶楼だった。
茶楼には淳哥と成哥(陳観泰)、さらに桂(賈曉晨)という若い女性がいて、30年も寝たきりの伝説の師匠・羅新(泰迪羅賓)の面倒をみていた・・・。


けしてノスタルジーではなく(林家棟だったかは「青春映画だ」と言っていた)、若い監督がベテランアクションスターを大切に思い、好き好きモードいっぱいで創った楽しい映画。功夫映画を新しいパッケージで見せたところに大きな意義を感じる。個人的には陳観泰が好きなので、出番が多くてとてもうれしかった(陳観泰がゲストで来てくれなかったのがとても残念)。めがねをかけた黄又南の情けなさぶりも、テディ・ロビンの活躍ぶりも、羅永昌が腕に刺青でカンフーの使い手だったり(笑)、いろいろと楽しいことがいっぱい。好Yeh!!
映画の成り立ちについては、監督がテディ・ロビンの事務所にいったらベテランミュージシャンがみんなで何か出来ないかという話をしており、それを聞いてベテラン俳優で何かできないかと思って物語を作り、俳優たちに聞いていいよというので、出資者を捜し、林棟家がそれをきいていいというので、劉徳華アンディ・ラウ)に話したらいいよというので、映画が出来たというようなことを話していた。
2010.3.26@香港國際電影節(UA朗豪坊)


■□10年に見た映画一覧□■