ゴールデンスランバー

中村義洋監督(左)。堺雅人竹内結子香川照之吉岡秀隆大森南朋 中村義洋:監督


日本では公開済みなので、あらすじは公式サイトで。
小説はもう少しシリアスな感じだった気がするが(途中まで読んだと思う)、映画では「ありえない」状況が笑いにつながっていて、香港の観客のウケがとてもよかった。久々に笑える日本映画で楽しかった。
監督は物語を読んで、すべてを映画化するのは無理だと思い、一度読んだ小説を閉じて覚えていたことで物語りを再構築したという。またキャストは、最初に堺雅人竹内結子が決まっており、最初に死んでも言葉が最後まで残る俳優と考え吉岡秀隆竹内結子堺雅人を振ってまで結婚する相手として大森南朋堺雅人を追い詰める役ということで香川照之というように、とても贅沢な使い方をしているとも話していた。
監督とのQ&A、香港人はほとんど日本語で質問していた。そして最初の人が「たいへんよくできました」という映画に登場する言葉を引用し監督を褒め称えたため、みなが「たいへんよくできました」という楽しい展開に。観客の反応がよく監督もうれしそうだった。
2010.4.5@香港國際電影節(香港文化中心)


■□10年に見た映画一覧□■