杜琪峰、久々のラブコメ

高圓圓@金像奨レッドカーペット。杜琪峰(ジョニー・トー)はこのところ、男性版《孤男寡女》の撮影をしており、古天樂(ルイス・クー)、呉彦祖ダニエル・ウー)、高圓圓(カオ・ユアンユアン)が出演している。先日、映画は観塘でクランクインした後、夜には中環蘭桂坊でロケをした。高圓圓の撮影で突然ネズミが道路を横切り、びっくりして叫び、NGとなってしまった。


杜琪峰監督、韋家輝(ワイ・ガーファイ)脚本の《単身男女》は現在撮影中。劇中、古天樂は金融業界の大物で部下の高圓圓に好意を持っている。一方不遇なアーティスト呉彦祖もまた高圓圓が気に入っており、物語はこの3人の間に起こる、思い違いや笑い話を描くもの。今回杜琪峰は、ラブストーリーをかろやかに描いていく。


《寶貝計画》に続いて2度目の香港映画出演になる高圓圓は、中環蘭桂坊のロケで、本番時にネズミが1匹出てきてしまい、大声で「ネズミ!」と叫び、撮影中であることをすっかり忘れたようだった。ロケ隊は大笑い、スタッフがすぐにネズミを殺そうとするのを「殺生は駄目だ。どぶに入れてしまえばいいから」と監督が制止した。


高圓圓は劇中、金融業界のやり手だが恋愛では失敗。蘭桂坊でのロケは失恋しお酒を飲みにいくシーンだった。彼女はロケ中にネズミに遭遇するとは思ってもおらず、「怖かった。大きなネズミが目の前に出てきて、動こうにも動けませんでした」と笑った。
初めて杜琪峰と仕事をする彼女は「ずうっとすばらしい監督だと思っていました。今回一緒に仕事が出来るのは大変うれしいことです。さらに古天樂とは2度目で、私がコメディを演じられるように彼が引っ張っていってくれ、落ち着いて演じることができます」と語った。
また高圓圓はベジタリアンなので、スタッフが毎回彼女のために特別にベジタリアン食を用意しており、スタッフの心遣いを感じているとも話した。2010.5.23「蘋果日報

1週間ほど前の記事。春ぐらいから高圓圓が香港で公の場によく出てくると思っていたら、こういうことだったのかと納得。