李安（アン・リー）監督によるヤン・マーテルの小説「パイの物語」の映画化は夏にクランクイン予定だった。ところが《ハリウッドポーター》の報道によると、制作費が7000万米ドルにもおよび、配給の20世紀フォックスは資金回収が見込めないとして、据え置きを検討しているという。しかしこの報道についてはまだ確証がとれていない。
物語は主人公の父親は動物園の園長で、動物園を売ってしまおうと考える、海外に売られてしまった動物は船に乗りカナダへと向かうが、途中、事故に見舞われ、パイと虎、猿、シマウマなどは227日間海上を漂流するというもの。李安は劇中の動物はすべて3Dで、コンピュータで制作、さらに海上ロケの必要があり、資金が増大したと話している。by 2010.5.31「明報」
