甄子丹、旧正月は喜劇!?

《戀情告急》の甄子丹。大陸興行成績の特効薬となっている宇宙最強アクションスター甄子丹(ドニー・イェン)は、ギャラが2500万元に跳ね上がっているがオファーが続々。最近になり黄百鳴(レイモンド・ウォン)は自ら甄子丹を説得し、甄子丹は《家有囍事》シリーズ4作目の旧正月映画《至強囍事2011》で主役をつとめ、コメディで芸風の変更を試みることになった。甄子丹は劇中、化粧品のセールス員で劉嘉玲(カリーナ・ラウ)とカップルを演じる。この作品は甄子丹がこれまで出演した映画で唯一、アクションのない映画となるようだ。


黄百鳴はこれまでに《家有囍事》シリーズを3作制作しており、来年初め上映予定の旧正月映画《至強囍事2011》では陳慶嘉(チャン・ヒンガー)に監督をオファー、無線電視の《72家祖客》続集に対抗する。キャストは、古天樂(ルイス・クー)、熊黛林(リン・ホン)、Angelababyのほか、甄子丹と劉嘉玲へ出演を強力にオファー、さらに《三槍拍案驚奇》出演の大陸の女優・閻妮と黄百鳴が夫婦を演じるという。


甄子丹は映画《葉問》以降、大陸興行成績の特効薬となっており、この作品以降、甄子丹出演映画は大陸での興行収入が億越え、映画会社は競って彼にオファーしている。ギャラは昨年の1500万元から現在は2500万元に跳ね上がっているが、オファーは絶えない。黄百鳴の旧正月映画では撮影10日でギャラ1500万元とも言われている。
《至強囍事2011》で甄子丹は男性のコスメセールス員、モデルの劉嘉玲とラブラブな役。監督の陳慶嘉は2004年に監督した《戀情告急》でも劇中甄子丹にピアノを弾かせている。また古天樂は人気ヘアメイクアーティストで、毎日モデルの女性たちに囲まれているという役。


甄子丹は現在、雲南で陳可辛(ピーター・チャン)の映画《武侠》撮影中で、その後香港へ戻り《至強囍事2011》を撮影、11月には再び北京へ行き三億元の大作《大鬧天宮》に出演する。旧正月のコメディ映画について彼は昨日電話で「まだ話しをしているところ。だけど喜劇は撮ってみたい。自分はどれくらい喜劇的要素があるのか試してみたい」と話した。 
また昨日黄百鳴に連絡を取ったとところ「先日母が亡くなり、旧正月映画について時間がなかったので、現在再び調整をはじめたところ。甄子丹とは話はしており、旧正月映画へオファーしている。彼はアクションがすばらしいだけでなく、喜劇も出来ると思っている。それに彼がコメディを撮りたいと思っているのも知っているので話をした。劇中彼はすばらしいヘアメイクアーティストで、《葉問》で10人を倒すように、旧正月映画は10人のモデルに化粧をしてみせる」と話した。(略)2010.8.26「蘋果日報