英皇2億の新作で周杰倫と謝霆鋒

林超賢監督。台湾の天王・周杰倫ジェイ・チョウ)と、このところ一環して演技で好評を得ている謝霆鋒(ニコラス・ツェ)は、英皇電影が2億香港ドルを出資する新作《逆戦》で、「危険な」のヨルダンで飛行機や大砲、戦車と戦い、英雄となる。映画は2011年のクリスマスシーズン公開を目指している。また2人は韓国スターとの共演や国際的フィルムフェスティバルへの参加も希望しており、国際的スターへアップグレード。

評判も興行成績もよい《証人》《綫人》を監督した林超賢(ダンテ・ラム)は、昨年半年を掛け英皇の新作《逆戦》(仮)の準備をし、旧正月4日(2月6日)正式にヨルダンでの撮影準備に出陣する。主演男優には、ハリウッドの地も踏んだ周杰倫謝霆鋒と兄弟を演じる。物語は、国際的な事件の捜査と家族捜し。官能的で刺激的な物語は観客に新鮮な感覚をあたえてくれるものだ。また林超賢監督は、悪役の人選には熟慮しており、韓国のスター、チョン・ウソンイ・ビョンホンに秘密裏に接触、また大陸の女優、白冰が主演女優の1人を演じると言われている。2億香港ドルという香港映画の記録を破る投資額に、クランクイン前から期待が集まっている。


ストーリー上の必要から、スタッフと出演者はヨルダン、中東、シンガポール、タイ、ベトナムなどで撮影をすすめる。オーストラリアは、水害被害が深刻なため、林超賢監督はロケリストから泣く泣く外している。ロケ地の中でも、監督はヨルダンの安全性を考え、事前に当地に赴いた際に、当地の有力者やヨルダン政府に撮影時の協力を要請し、すでに軍機やタンク、ミサイルなどを借りてロケをする許可を取り付けていた。また周杰倫謝霆鋒2人の主役の安全を考慮し、映画会社は10人のボーディーガードを派遣、さらに1人1000万米ドルの保険を掛ける。


これらは林超賢監督が当時のペルシャ灣戦争を観客に見せようとしてのこと。1500万香港ドル以上を使っての撮影について、林超賢監督は、「おおよそ来月25日に正式にクランクインできる。少なくとも撮影は9日間、撮影地はまさにハリウッド映画《ハート・ロッカー》を撮影した場所。僕たちは《ハート・ロッカー》のスタッフに手伝ってもらう。スタッフ、出演者約160人、これは僕が映画に関わって以来、もっとも大規模。順調にいくように願っている」と興奮ぎみに語った。林超賢監督は先日、四季酒店で謝霆鋒に会い、3時間ほど密談していたところを見つかっている。(略)2011.1.17「東方日報」

心配な内容だ。資金が大きくなると、外国ロケになりがち(外国ロケだからお金がかかるともいえる)、そして、そいういう作品にかぎって、景色は豪華だが出来がよろしくない。まるで成龍の映画のごとし。