寶蓮燈 三集

《寶蓮燈 三集》
紫羅蓮、張活游、梅綺、少新權 
呉回:監督 1958年 モノクロ 粤語


劉彦昌(張活游)はすでに高齢になり病にかかり、息子の沈香(張活游2役)は、華山の母に下界に降りてきて、父の病を治して欲しいと頼むが、すでに劉彦昌は寿命が尽きていた。劉彦昌の死後、沈香は母につれられ華山に戻り、霊芝(梅綺)について学習するようになる。そしていつしか劉彦昌は霊芝に思いを寄せるようになる。それを知った二郎神は、霊芝に化け劉彦昌の心を操ろうとするのだが・・・。


さすが三作目となると話がますます俗っぽくなり、話も短くなって、おもしろみに欠けてくる。
張活游は1910年生まれで、この時すでに48歳。2役の息子役に少々無理がある。この当時から40歳代が20歳代の若者を演じていた。これはある意味香港映画の伝統と言えるのかもしれない。
仙女は年を取らないらしく、霊芝もいつまでも同じ姿で、変わらず若々しく美しい。実際には梅綺は1923年生まれで、この時35歳。紫羅蓮は1924年生まれで34歳(今年3月15日には新光劇院で粤劇鑑賞という記事があり、85歳でお元気らしい)だったようだ。
2011.4.9@香港電影資料館「人人為我,我為人人:中聯電影」


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