中国大陸上半期興行成績は55億元

近年、中国大陸の映画興行成績は連日、記録を更新している。統計でも分かるように今年上半期の映画興行成績は55億元(687億円)に達し、昨年同時期の48.41億元を超え、ここ5年間の最高記録となるようだ。
藝恩諮詢の統計によると、6月26日までの2011年中国大陸興行成績は53.1572億元。27日から30日までの4日間に1.1億元の興行成績が見込まれ、これを含めると、今年上半期の映画興行成績は55億元近くになると見られている。そのうち、中国映画が74本(うち14本の合作映画を含む)、輸入作品が29本で同様に新記録。このうち18本が1億元を超える興行成績を上げている。
今年初め、中国大陸の興行成績は思わしくなかった。1月はわずかに8億元、昨年の同時期は11.9億元。2月は10億元で昨年とほぼ同じ。3、4月、中国映画マーケットは突然氷河期に突入、2か月でようやく10億元で、昨年比20%ダウン。しかし《マイティ・ソー》《ワイルドスピード5》《パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉》《カンフーパンダ2》《建黨偉業》の5本の大作が5、6月にまとめて上映されて大陸の興行成績は突然わき上がり、2か月で25億元を稼いだ。これは2009年上半期のほぼ倍、さらに昨年の同時期を超えている。《マイティ・ソー》を除く4本の興行成績は2億元を超えており、《パイレーツ・オブ・カリビアン4》は5億近く、《カンフーパンダ2》は6億近くを稼いでいる。
業界では、今年の興行成績は100億元越えは間違いないとみている。また、昨年同様に下半期が1年間の興行成績の6割を占めるとすれば、今年は最終的に130億元になるとも考えられている。2011.7.4「文匯報」