《賽徳克・巴莱》台湾プレミア

D&Gを着た徐若瑄。台湾映画《海角七號》の魏徳聖ウェイ・ダーション)監督が7億台湾ドルを投じた新作《賽徳克・巴莱(セデック・バレ)》は昨晩、台北でプレミア上映が行われた。この映画は歴史に題材をとったもので、主演の徐若瑄(ヴィヴィアン・スー)や温嵐(ランディー)らが着飾り、馬英九台湾総督、郝龍斌台北市長なども訪れた。
《賽徳克・巴莱》は上下に分かれており、昨晩はまず《賽徳克・巴莱(上集):太陽旗》が上映された。映画会社は会場外にテントを設営、舞台と地面には赤い絨毯を敷いた。
《賽徳克・巴莱》はベネチア映画祭で人気となり、魏徳聖は昨晩インタビューを受けた際に興奮ぎみに「僕が示した方法をみんなが受け入れてくれたのかは分からないが、今日ここにいる僕たちにさんざん悩まされた天使たち(註:お金を貸してくれた人々の事を指している)に、大変感謝しています」と語った。
この映画のプロデューサーである呉宇森ジョン・ウー)は、「ヨーロッパの観客は大変好んでくれています。それに台湾がついには歴史大作を作り出したという感覚ももっています」と話した。
またこの映画は、撮影途中で制作費がオーバーし、徐若瑄が1台湾000万ドルを貸し出し、急場をしのいでいる。
2011.9.5「蘋果日報

ベネチアでは賛否両論という記事を読んだ。戦闘場面が思っているより多く残酷なのかもしれない。香港人、どちらかというと台湾映画には関心が薄いので大ヒットするとは思えないが、10月には香港上映予定。