鄭裕玲（ドゥドゥ・チェン）、葉童（セシリア・イップ）、王敏徳（マイケル・ウォン）
甘國亮（カム・コックリョン）：監督 1987年 粤語 徳寶
ミスコンに参加して落選したOLと、少々おつむの弱そうなナイスバディが売りのタレントの7日間の出来事。
ミスコンに落選し、さらには彼氏に振られた連子蓉（葉童）は会社に居づらくなって、同じミスコンで知り合った少々頭の回転の悪そうな梁好逑（鄭裕玲）のところに転がり込んだ。さらにそこに、ハンサムな男性（王敏徳）がやってきて・・・。
鄭裕玲はおつむの少しよさそうなナイスバディだけがうりのタレントを演じている。しゃべり方も少し舌っ足らず。髪の毛は爆発しているし、化粧は濃い（化粧品はシュウウエムラらしい）。さらに水着になるは、胸の谷間は見せるは、プールに落ちるわ、男たちにからかわれと、「胸の大きい女性はおつむが弱い」という都市伝説そのままの女性を演じている。自身の性格とはたぶん正反対だと思われるこの役、これがはまり役かと思うぐらい見事だ。
葉童はいつも自分自身にいらだちを覚えているような役。2人の女性に好意を寄せられる自称日本人のハンサムに王敏徳。この王敏徳は、よい筋肉のついた上半身を見せて大サービス。
ミスコンは、今は無き銅鑼灣の利舞台で行われていることになっており、利舞台には垂れ幕が下がっている。さらに最後の場面では横を通るトラムに乗った2人が利舞台を見て1週間が過ぎ去ったと話すシーンがある。ちなみにこの時のトラムは現在パーティー用に貸し出されているオープントップタイプ。
2012.1.8@香港電影資料館「神奇両女星：鄭裕玲與繆騫人」
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