黄飛鴻威震五羊城

《黄飛鴻威震五羊城》
關徳興、張英才、曾江、石堅 
王風:監督 1968年 モノクロ 娯楽


ある日、黄飛鴻(關徳興)は橋の上で牛が動かなくなったので、おぶって川を渡してやるので金を払ってくれと言って人を騙している兄妹を知る。実はこの兄妹の母は病気で薬代を稼ぐためにしかたなく人を騙していたことを知って同情し、兄の二牛(張英才)を弟子にすることにした。弟子になった二牛と兄弟子の凌雲佳や鬼腳七が旗下街を歩いていたところ、弱いもの虐めをしていた輩を功夫で追い払ったが、このことにメンツをつぶされたと思った旗下街を根城にしている傅震標(石堅)は、たまたま寶之林を尋ねてきた二牛の妹を騙して軟禁し、黄飛鴻への復讐を企てるのだった・・・。


橋の上で動かなくなった牛を飛び越えてしまう黄飛鴻、石堅に頭からお茶を掛けられる黄飛鴻といった少しばかりひょうきんな關徳興が見られる。分かりやすい悪役、弟子たちの思慮の足りなさや、黄飛鴻が一方的に強いわけではなく、やり込められながらも最後には正義は勝つな展開になっている。張英才がアクションらしきものをやっているのは初めて見た。
ちなみに五羊城とは広州の事。黄飛鴻映画はもしかして、寅さん映画のように広東省の各地を舞台に繰り広げられているのか??
2012.3.25@香港電影資料館(香港神話・黄飛鴻電影)


■□12年に見た映画一覧□■